2022.6.2

元教員が岐阜県入試を分析!-文字式その2-

どうも!

 

T’s(ティーズ)塾長の小川です!

公立小・中学校,附属学校教員として14年間勤務したのち,ひとりでも多くの算数・数学を苦手とする子ども達の役に立つために退職,独立,起業。
2021年から独自のオンライン教材開発を続けています。

 

自分自身の教育現場での経験を生かし(プロフィールはコチラ),

  • 岐阜県公立高校入試の数学はどんな問題が出るの?
  • 入試の数学対策をするにはどんなことに注意すればいいの?
  • 「あと5点」点数を上げるためにできることはないの?

そんなお悩みを解決するために,1つ1つの問題を丁寧に分析していきます。

 

新しい切り口の分析」や「効率のいい勉強方法」を提案していこうと思いますので,数学に悩みをもつ中学生や,その保護者の方は,このシリーズをうまく活用してほしいなぁと思っています。

 


元教員が岐阜県入試を分析!-文字式その2-

 

さて,

前回の記事では,岐阜県入試(数学)の小問集合について,特に”数と式”領域の問題についてみてきました。

まだお読みでない方は,是非コチラの記事もあわせてお読みください▼▼

元教員が岐阜県入試を分析!-文字式その1-

 

今回は,この記事の続きで,計算問題以外の問題について分析していってみましょう!

 

”何分で攻略できるか”

 

時間とノーミスが重要なポイントになる小問集合。

 

前回のように出題者のねらいも考えながら,少しでも”時短”できるように,詳しく分析してってみましょう!

 


平方根は高確率でねらわれる!

さて,

前回も紹介した表です。

拡大する

 

文字式の計算問題以外を見ていってみると,圧倒的に出題率が高いのが平方根です!

 

平方根は中学校の内容でも使いますが,高等学校へ進学した後もガンガン使っていきます。

そういった意味でも,中学生に必ず習得しておいてほしい内容と言えるでしょう。

それが出題率の高さにつながっているのかもしれませんね。

 

では,

どのような出題のされ方があるのか詳しく見ていってみましょう!

 

 

平方根の計算は『根号の中』に注意!

平方根の計算だけに焦点化して出題されているものは少ないです。

ただし,

平方根の計算で問われるとしたら,

 

  1. 根号の中の数をできるだけ小さくする(加減)
  2. 分母の有理化(加減)
  3. 計算の順序

 

あたりが中心となります。

実際,そのあたりの問題ばかりが出題されています。

 

「根号の中の数をできるだけ小さくする」ときには,素因数分解や平方数を利用することが基本ですが,この操作は苦手な中学生が多いですし,分母の有理化については『分数』というだけでなんとなく苦手意識をもってしまっている中学生もいます。

少しイレギュラーですが,H27の近似値を求める問題なんかも”いかにも”難しそうに見える人もいるのではないでしょうか。

実際は,ただ有理化してわり算をするだけなのですが・・・。

 

それを『わかっていて』ねらいにきているわけですね。

 

 

他の内容との『組み合わせ』で出題

一方,

最も多く出題されているのが『代入』の問題です。

しかも,

代入の問題は『因数分解との組み合わせ』で出題されることが多くなっています。

 

因数分解との組み合わせで出題される理由は?

 

ここまで分析してきた流れから,どんなことだと予想できるでしょうか?

 

きっと,

工夫次第で『時短』できるからでしょう。

攻略時間が勝負の小問集合,きちんと学習してきた人は必要な式変形をすることによって”ボーナスタイム”が与えられるようになっているわけです。

 

しかし,

”気付かない”人にとっては大変な問題です。

どれくらい大変なのかということは,式変形をしないで,いきなり代入してみればよくわかるはずです。

 

まぁ,

ここまで読んでくださったあなたにとってはわかりきったことなので,もう”気付かない”なんてことはないと思いますが。

 

平方根は他の問題と合わせて学習しておこう!

今回の記事でもねらわれているポイントがよくわかったと思います。

そして,

 

とにかく平方根がねらわれやすい

 

ということも。

 

つまり,

平方根はしっかりと学習しておかなければならない”重要項目”である

ということです。

 

しかし,

「負の数」と同じように,平方根だけの学習をしていても効率が悪いんです。

数は『使ってなんぼ』というところがあるので,基本的な操作を理解することができたら,後は実践あるのみ。

2次方程式や2次関数の利用問題や,図形の問題の中に出てきたときに『まとめて』復習していくようにしましょう。

 

そうやって,

他の領域や単元の中でついでに復習し,もし忘れていたら,その都度簡単に理解し直すようにしていけば,いつの間にか計算になれてしまっているはずです。

 

さて,

今回も知っているか知らないかによって”差がつく”平方根のポイントをみてきました。

この記事で書いてきたことを踏まえて,効率よく学習を進めてほしいと思います。

 

次回のこのシリーズでは,いよいよ中学数学の『本丸』といってもよい”方程式”の問題について分析していきます!

方程式を制する者は受験を制す

じっくりとみていってみましょう!

 


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