2022.5.25
元教員が岐阜県入試を分析!-文字式その1-
どうも!
T’s(ティーズ)塾長の小川です!
公立小・中学校,附属学校教員として14年間勤務したのち,ひとりでも多くの算数・数学を苦手とする子ども達の役に立つために退職,独立,起業。
2021年から独自のオンライン教材開発を続けています。
自分自身の教育現場での経験を生かし(プロフィールはコチラ),
- 岐阜県公立高校入試の数学はどんな問題が出るの?
- 入試の数学対策をするにはどんなことに注意すればいいの?
- 「あと5点」点数を上げるためにできることはないの?
そんなお悩みを解決するために,1つ1つの問題を丁寧に分析していきます。
「新しい切り口の分析」や「効率のいい勉強方法」を提案していこうと思いますので,数学に悩みをもつ中学生や,その保護者の方は,このシリーズをうまく活用してほしいなぁと思っています。
元教員が岐阜県入試を分析!-文字式その1-
さて,
岐阜県高校入試の数学では,『小問集合の1問目』にはどんな問題が出題されているのか,前回の記事で詳しく見てきました。
まだお読みでない方は,是非コチラの記事もあわせてお読みください▼▼
今回は,この小問集合で扱われることの多い
”数と式”領域
の問題を分析していきます。
小問集合は
”何分で攻略できるか”
ということが入試攻略に大きく影響してくるんでしたね。
問われやすいポイントを正しく理解しておくことで,少しでも”時短”できるように,詳しく分析してってみましょう!
ここでも”ねらいうち”中学生の苦手
さて,
数と式領域の「方程式以外」の問題をH26~R4で並べてみると次の表のようになります。
表を見てもらうと何となくわかると思いますが,前回同様
基本的にねらわれているところは同じ
ということが見えてきます。
では,
どんなところがねらわれやすくなっているのか,詳しく見ていってみましょう!
『分配法則』が鍵
文字式の計算で1番のポイントとなる計算法則があります。
それが『分配法則』です。
式にしてみると,
a(b+c) = ab+ac
という式で,左辺から右辺のようにかっこをはずす(展開)こともできるし,右辺から左辺のようにまとめる(因数分解)することもできる法則です。
H26,H28,R1,R4と出題されているわけですが,注目してもらいたいのはどの年も,
かっこの前に負の数がある
ということです。
前回の記事でも紹介した通り,入試では中学生が間違えやすい「ひっかけ」の罠がたくさんあります。
その1つが,この『かっこの前の負の数』です。
かっこの前が負の数の場合,かっこの中の各項に負の数をかける必要がありますので,符号も変えなければなりません。
しかし!!!
このとき間違えやすいことが2つもあるんです。
ポイント① 各項にかける
よくやってしまうのが,「かっこの中の最初の数にはかけたんだけど,あとの数にかけ忘れた!」というやつです。
かっこの中の数には『すべて』かけることができたか,必ず注意深く確認しなくてはいけません。
ポイント② 符号を変える
「符号を変え忘れた!」というのもよくあるミスです。
これもポイント①同様,かっこの中の最初の数の符号だけ変えて,残りは変え忘れるということがよくあります。
負の数の乗除を行う際は『すべて』符号を変えたか,しっかりと確認するクセをつけておきましょう!
分数で割る除法でやってしまいがちなこと
次にねらわれている文字式の計算が,『分数で割る除法』です。
こちらもねらわれているのには理由があります。
それは!
乗法になおしたときの割る式の文字の位置
です!
例えば,R03の『6xy÷2x/3』という式の計算をする場合,割る式を「逆数にしてかける」という方法が小学校から学んできている方法ですよね。
「2/3」の逆数が,分母分子を入れかえた「3/2」であることはわかるのですが,問題は,
「x」はどこいくの?
ということです。
よくある間違いとしては,そのまま分子に残してしまうというものですね。
実際は,
もともと「2x/3」というようにxは分子にあるわけなので,逆数は「3/2x」というようにxを分母にもっていかなければいけないわけです。
出題されている問題のほとんどが『文字の前を分数』にしている理由は,このミスをねらっているということでしょう。
みなさんはこの罠にひっかからないようにしてください。
さて,
少し記事が長くなってきたので,今回はこのあたりにして,他の問題については次回の記事でまとめていきたいと思います。
出題者にはねらっているポイントがある!
前回同様,それぞれの問題にはねらわれているポイントがあるということが分かったと思います。
理由を考えてみましょう。
理由のひとつは,
差をつける
ためでしょうね。
高校入試は受験を初めて経験する人からすると,人生で初めての「選ばれるためのテスト」ということになります。
高校側は,より自分の学校に合った生徒を選びたいわけですので,選ぶための「差」を生み出す必要があるんです。
だからこそ,
他人と差のつきやすい問題,言い換えれば「みんなが間違いやすい問題」を取り入れてくるわけです。
その他にも理由は考えられます。
例えば,入試はみなさんの人生(進路)を左右するだけでなく,現在の中学生の学力を測るという上でも重要な役割をもっているといえます。
そのため,何年かに1回は似たような問題を出題して,中学卒業段階での岐阜県の子ども達の学力の変化を確認しようとしているかもしれません。
高校入試だけでなく,「全国学力学習状況調査」のような全国的な調査と比較して,教育の質の向上が図られているかどうか確認している,なんてこともあるかもしれません。
このように,
理由を考えてみることによって,どんな情報に目を光らせておくとよいのかということも見えてきますね。
ということで,
次回は,
今回に続けて「文字式の計算」に関わる問題をさらに分析していきます!
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結局また分数でミスするんだろうな
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