2022.4.10
元教員が岐阜県入試を分析!【得点分布 社会編】
どうも!
T’s(ティーズ)塾長の小川です!
前回は,『岐阜県公立高校入試』について,理科の得点分布からわかることを分析してみました。
理科は国語と数学の特徴をあわせもつような特徴でした。
読んでいない方は,こちらの記事も読んでみてください。
元教員が岐阜県入試を分析!【得点分布 社会編】
今回は,岐阜県公立高校入試『社会』の得点分布についてみていきます。
これまでの分析を読んできた方は,自分でも分析できるようになってきているかもしれません。
それではいってみましょう!
高得点も夢じゃない!
これまで通り,データは岐阜県教育委員会が公表しているものを使っていきます。
結果は令和3年度入学(令和3年3月実施)のものを使います。
詳しいデータはコチラ
さて,
前回までにも確認してきている,5教科すべての得点分布をまとめた『度数分布表(中1で学習します)』です。
https://www.pref.gifu.lg.jp/site/edu/177954.html より
社会は国語に少し似ていて,なんとなく高得点者の割合が高くなっているように見えます。
これまで見てきた他教科のことも振り返りながら詳しく見ていってみましょう!
今回も,これまで通りグラフを使って分析していきます!
中~高得点で得点がバラついている!
それでは,社会の得点分布のグラフを見てみましょう!
グラフはこんな感じになっています。
https://www.pref.gifu.lg.jp/site/edu/177954.html より
平均点は67点で国語に次いで2番目に高い教科です。
その平均点の高さがグラフにも表れています。
が,しかし,
国語とは少し違った特徴になっております。
さてさて,
今回も特徴的なところを挙げていってみましょう!
① ほとんどの受験生が50点以上に集中
理科も50点未満は少なかったのですが,社会はさらに少なくなっています。
なんと!
50点以上が約80%!
さらにいえば,
受験生の約半分(50%)は70点以上です。
2人に1人は70点以上の教科。
これは多くの受験生にとって期待の教科となりそうです。
② 50点以上はバラバラ
50点以上だけに目を向けてみると,どこも14~18%でわりとバラバラになっています。
これは,英語の分析のときにも見られた特徴ですね。
どんな意味があったか覚えているでしょうか?
忘れた方はこちらの記事もどうぞ。
③ 低得点者が少ない
国語ほどではないですが,低得点者が少ないところも特徴といえそうです。
40点未満の得点者は,まぁだいたい10人に1人といったところでしょうか。
これも受験生にとっては朗報?でしょうか。
社会ってどんな教科?
それでは,ここまでのことを踏まえて,『社会の傾向と対策』まとめてみましょう!
① 基礎基本が中心の問題設定
これまで見てきた数学以外の国,英,理と同様,低得点者が少ないということは問題自体は基礎基本を中心としたつくりになっているということでしょう。
平均点辺り(60~70)をねらっているのであれば,基本的な問題を丁寧にこなしていけば,難なくクリアしていくことができそうです。
② 好き嫌いが”はっきり”あらわれる
ある程度は点数が取れそうな反面,その先には得点の『バラつき』が見られます。
これは,
『歴史は好きだけど地理は嫌い』
『戦国時代は好きだけど弥生時代は嫌い』
といった好き嫌いの影響が表れている可能性が高い。
最近ではわりと”融合”問題が増えてきている社会です。
それでも,
分野,時代(または地域)によって基本的な内容は異なります。
この『好き嫌い』を乗り越えることができないと,さらなる高得点はねらえないということになるでしょうね。
③ 基本的な問題集を1冊完璧に仕上げる&過去問
好き嫌いが出る!
とはいえ,
80点以上が35%もいます。
つまり,
なによりも大切なのは
『基本問題を完璧にする』
ということでしょう。
あれやこれやと目移りする必要はありません。
また,
どの教科も過去問は大切なのですが,社会はそのまま問題集にもなります。
まったく同じ問題が出ないとしても,だいたいどんなことが問われているのかということは,何年間分かやればわかってきます。
過去問を5年分くらい完璧になるまでやっても得点はかなり上がるでしょう。
様々な分野,時代,地域・・・自動的に広く勉強できてナイスです。
といった具合で,比較的高得点をねらいにいくことができそうな社会です。
しかし!
国語同様,こういった教科には2つの落とし穴があるので気をつけましょう!
- みんなの点数が高いので『ミスできない』
- みんなの点数が高いので『差がつきにくい』
それを忘れることなく,まずは,覚えるべきことを正しく覚えていきましょう。
そして,
ここまで5教科を分析してみてよりはっきりしてきたことがあります。
それはやはり,
岐阜県公立高校入試で勝負していくためには欠かせない教科
つまり,
差をつける教科は
『数学』
であるという事実です。
ということで,本日は得点分布の分析【社会編】でした。
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では,また。