2022.3.30

元教員が岐阜県入試を分析!【得点分布 英語編】

どうも!

 

T’s(ティーズ)塾長の小川です!

 

前回は,『岐阜県公立高校入試』について,数学の得点分布からわかることを分析してみました。

数学の得点分布は国語とは真逆と言ってもいいような衝撃的な特徴でした。

読んでいない方は,こちらの記事も読んでみてください。

元教員が岐阜県入試を分析!【得点分布 数学編】

 

元教員が岐阜県入試を分析!【得点分布 英語編】

 

今回は,岐阜県公立高校入試『英語』の得点分布についてみていきます。

国語や数学とはまた違った特徴をもっています。

 

それではいってみましょう!


 

国語,数学と比べてみると・・・特徴なし?

 

これまで通り,データは岐阜県教育委員会が公表しているものを使っていきます。

結果は令和3年度入学(令和3年3月実施)のものを使います。

 

詳しいデータはコチラ

 

さて,

前回までにも確認してきている,5教科すべての得点分布をまとめた『度数分布表(中1で学習します)』です。

拡大する

https://www.pref.gifu.lg.jp/site/edu/177954.html より

 

国語や数学と比べてみると,あれ?

英語ってなんだかこれといった特徴がないのではないかと思えてきます。

 

ところがどっこい,

そこが英語の特徴とってもいいんです。

わかりやすいように,これまで通りグラフをもとに分析していきましょう!

 

だいだいどこも同じ割合

さぁさぁ,英語の得点分布のグラフを見てみましょう!

グラフはこんな感じになっています。

拡大する

https://www.pref.gifu.lg.jp/site/edu/177954.html より

 

平均点が62点で国語ほどではないですが,数学に比べてれば断然高いですね。

それにしても・・・数学はヤバい。

さて,今回も特徴的なところを挙げていってみましょう!

 

① ほとんどの階級(点数の範囲)が似たような割合

英語は40点台から90点台までが,どこもおよそ10~15%になっています。

40点台からはどこも似たような人数だということですね。

 

② 60点以上が多め

40点以上であれば,何十点台もほとんど似たような人数ではありますが,中でも60点以上に人数が集まっています。

60点以上に半分以上が集まっているわけですので,数学と比べてみると,なかなかの点数争いが行われたことが推察されますね。

 

③ 低得点者は少ない

40点未満を見てみると,全部合わせても全体の20%程度です。

国語同様,極端に点数が低い受験生は少ないんですね。

 

英語ってどんな教科?

それでは,ここまでのことを踏まえて,『英語の傾向と対策』まとめてみましょう!

 

① 基礎基本が中心の問題設定

低得点者が少ないということは,問題自体は基礎基本を中心としたつくりになっているということですね。

『ある程度までは』多くの受験生にとって『まぁ何とかなる』レベルの問題なのでしょう。

 

② 勉強量が差に直結

『ある程度』を超えてくると,徐々に差がついてくるようです。

「何十点台もだいたい同じ割合=点数のバラつきが大きい」ということになりますので。

ただ,

点数が高い方に寄っているということは,天才にしかできない問題というわけではなさそうです。

帰国子女や特別な能力者が10%もいるわけありませんので。

ということは,

点差は『そこまでにどんな学習をしてきたのか』ということに影響されていることでしょう。

しかも,

最適な勉強方法があるのだとすると,ごく一部のそれを知っている受験生のみが数学のように高得点に集まってくると考えられますが,英語はそうではありません。

つまり,

頑張って努力することによって高得点につながる可能性が高い教科であるということがわかります。

 

③ 積み上げが勝負

数学と英語の2教科は『積み上げの教科』と言われることが多いです。

これは,先に学習した内容がきちんと理解できていないと,その先の内容を理解することが困難であることや,単語や文法がほとんどわかっていないのに書いたり話したりすることは難しいことに起因しています。

ここに,『努力量がものをいう』英語の対策のポイントが関わってきているのだと思います。

 

コツコツ英文法と単語という基礎基本を積み上げていくことで,ちゃんと誰にでも高得点の可能性がある英語。

その代わり,一朝一夕ですぐに実力が上がるわけではありませんので,それがそのまま点差になって表れてしまうわけですね。

3年生の春休みと言わず,1年生の頃から知っておきたいことです。

 

にしても,同じ積み上げ教科の数学とは点数の分布の仕方が全然違いました。

やはり,

ただ単に努力を積み上げればよいということにはならない数学はおそろしい教科です。

 

ということで,本日は得点分布の分析【英語編】でした。

 


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