2022.6.19

元教員が岐阜県入試を分析!-方程式-

どうも!

 

T’s(ティーズ)塾長の小川です!

公立小・中学校,附属学校教員として14年間勤務したのち,ひとりでも多くの算数・数学を苦手とする子ども達の役に立つために退職,独立,起業。
2021年から独自のオンライン教材開発を続けています。

 

自分自身の教育現場での経験を生かし(プロフィールはコチラ),

  • 岐阜県公立高校入試の数学はどんな問題が出るの?
  • 入試の数学対策をするにはどんなことに注意すればいいの?
  • 「あと5点」点数を上げるためにできることはないの?

そんなお悩みを解決するために,1つ1つの問題を丁寧に分析していきます。

 

新しい切り口の分析」や「効率のいい勉強方法」を提案していこうと思いますので,数学に悩みをもつ中学生や,その保護者の方は,このシリーズをうまく活用してほしいなぁと思っています。

 


元教員が岐阜県入試を分析!-方程式-

 

さて,

前回の記事では,その前の記事にひき続き,岐阜県入試(数学)の小問集合の中でも,特に”数と式”領域の問題についてみてきました。

まだお読みでない方は,是非コチラの記事もあわせてお読みください▼▼

元教員が岐阜県入試を分析!-文字式その2-

 

今回は,小問集合に出題されている”数と式”領域の問題の中でも,

 

『方程式』

 

のみに絞って確認していってみましょう。

 

 


方程式の出題傾向は意外にも・・・

 

方程式』といえば,中学数学のメインイベントと言っても過言ではないほど重要な単元でしょう。

 

数学は苦手・・・という大人の方でも,「方程式だけはできる!」という方をよく見かけます。

 

そんな不思議な方が多いのは,方程式には解き方の『アルゴリズム』があって,それさえ身に付けてしまえば,あとは誰にでも操作できるという素晴らしさがあるからでしょう。

 

数式が並んでいると,それだけで気分が悪くなってしまうような人でも,解き方のルールさえ覚えてしまえばちゃんとできてしまうんです。

 

そして,

 

その解き方のルールは,まるで『自転車の乗り方』のように一度身に付けてしまえば,そうそう忘れることはありません。

 

「は(やい)か(んたん)せ(いかく)ドン(なときも)」

「簡潔・明確・統合」

 

算数・数学で大切にしていることを表す言葉はいくつかありますが,方程式はそのほとんどすべてをあわせ持っている最強の武器のようなものです。

 

さて,

そんな素晴らしい方程式の出題傾向を確認してみましょう!

 

拡大する

 

・・・え?

 

全然出題されてない!!!

 

そうなんですよ。

中学生のメインイベントである方程式ですが,『小問集合』ではあまり出題されることがなかったんです。

 

 

最近の傾向には要注意

ただし,

ここ最近の傾向には注意が必要です。

 

上の図表からもわかるように,R02までは小問集合でお見かけすることがほとんどなかった方程式ですが,R03,R04年度入試にはバッチリ出題されているからです。

基本的な方程式を正しく解けるかどうか?

 

もしかすると,

 

全国学力状況調査などの諸調査により,中学生の基礎学力が衰えているのではないか?といった見解があるのかもしれませんし,

 

はたまた,

 

『コロナ禍』による影響は中学生の基礎学力に影響を与えていないか?ということが考えられているのかもしれません。

 

いずれにしても,基本的な方程式については,どの単元から出題されたとしても確実に解けるようにしておく必要がありそうです。

 

 

じゃあ方程式は出題されないの?

と,

ここまでのことから

 

「方程式の出題はほとんどないんだから,方程式はあんまり勉強しなくてもいいじゃん!」

 

なんて考えると,痛い目にあいます

 

なぜでしょうか?

 

ここまで中学数学の「メインイベント」だと伝えてきた方程式は,

 

ほとんどすべての問題に顔を出す

 

というのがその理由です。

 

例えば,

苦手な中学生が多いとされる”関数”領域を考えてみましょう。

 

グラフにするというイメージの強いこの領域ですが,結局のところ,何を使って問題を解決するのかといえば・・・

 

方程式なんです!

 

関数の定義が式であり,その中の文字のどれかを求めるというのが基本的な問題になるわけですから,当然と言えば当然ですね。

 

もちろん,

”図形”領域にだって使います。

詳しくは図形領域の記事で書きますが,証明の問題以外は複雑な問題になればなるほど,図形の性質を使っていかに方程式をつくるか?ということが問題解決のポイントになってきます。

 

当然,

教科書でも扱われている,いわゆる『方程式の利用』問題も出題されることがあります。

 

ということで,

 

とにかく方程式はあっちにもこっちにも顔を出す『超重要人物(?)』なわけです。

他の領域との”合わせ技”にやられることのないよう,普段から徹底的に修練を積んでおくことがのぞましいでしょう!

 

 

というわけで,

3回に分けて分析してきました,小問集合の”数と式”領域。

敵を知ることこそ攻略の第一歩。

 

どんな学習をすることが効率的なのか,これまでの記事を参考にしてぜひ考えてみてください!

 

次回のこのシリーズでは,苦手な中学生が多いとされる”関数”領域について,小問集合ではどんな問題が扱われているのか分析していきます。

 

それでは,

自分の理想の進路実現に向けてファイト!

 


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