2022.3.11

元教員が岐阜県入試を分析!【入門編】

どうも!

 

T’s(ティーズ)塾長の小川です!

 

さて,2021年度も3月3日に入試が終わりました。

中学生のみなさん,そして,中学生を子にもつ岐阜県の保護者の皆様。

気になりますよね~今年の入試(令和4年度入学)結果。

 

そこで,今回は,『岐阜県公立高校入試』について分析していきたいと思います。

 


元教員が岐阜県入試を分析!【入門編】

令和3年度までの結果はすでに公表されている

公立高校入試の概要や実施の日程等については,教育委員会のホームページでチェックするのが一番です。

そして,

公立高校入試に関わるページを下にスクロールしていくと・・・

岐阜県教育委員会が公表している「学力検査の結果」というものがあります。

ちょっとのぞいてみましょう。

わぉ!

な,なんと!

令和3年度までの結果が出ています。

 

実際のデータはコチラ

 

ただし,

データをチェックしてみると,

「度数分布表」「度数分布図」「平均点」「評定分布」・・・などなど

いったい何のことやら・・・という方も多いかもしれません。

(ちなみに,現在の中学生が3年間で学ぶ統計分野の学習をもってすれば,どれも読み解くことができる資料ばかりです。)

 

そこで,この教育委員会が発表しているデータを

「できるだけわかりやすく解説していこう!」

と意気込んでみました。

 

具体的にどんなことを読み取ることができるのか。

また,

それを受験勉強にどう生かせそうなのか,わたくし「おが☆たつ」なりの見解も加えてみます。

それでは,Let’s go !!

 

数学の平均点が圧倒的に低い?

これは,さすがにみなさん知っていることかもしれません。

岐阜県公立高校入試の平均点を調べてみると,どの年も当たり前のように

数学の点数が一番低くなっています

教育委員会が公表している結果を調べて平成30年度分からまとめてみると,以下の通りです。

 

国語 数学 英語 理科 社会 合計
R3 76 48 62 63 67 316
R2 71 49 54 58 64 296
H31(R元) 77 54 62 65 62 320
H30 66 51 57 69 62 305

 

う~む。

数学恐るべし。

ただ,ここで「数学って平均点低いんだ~」と終わってしまっては意味がありません。

まず,これを平均点の合計に占める『割合(%)』にしてみます。

(100%に合わない場合は少し調整してます。)

 

国語 数学 英語 理科 社会 合計
R3 24 15 20 20 21 100
R2 23 17 18 20 22 100
H31 24 17 19 20 20 100
H30 22 17 19 22 20 100

 

これで何がわかるようになったのか?

もちろん,平均点は毎年変わります。

ですが,

平均点が変わっても,全体に占める数学の割合はほとんど変わっていません。

むしろ,令和3年度の結果では割合が下がっています。

つまり,

数学は点数が低い,と言い切っていいんです!

そして,

割合が低いということは,勝負の分かれ目になっているということでもあります。

それだけ得点の「伸びしろ」が大きいということになりますからね。

 

というわけで,

今回は全体に占める数学の得点の割合が低いということがわかりました。

長くなりすぎると,アレコレ難しいことが増えて読むのが大変なので,少しずつ分析を進めていきます。

次回は,

意外と高得点者が多い!?総合得点の分布!

を見ていきましょう!

 


このブログでは,岐阜県公立高校入試突破を目指す中学生やその保護者のみなさんに役立つ情報をどんどん発信していきます。